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トルマリン

トルマリン(和名:電気石-でんきいし)

 

トルマリンは、スリランカのシンハラ族の言葉で「宝石の砂や小石」を意味する「turmali」に由来します。

トルマリンは、様々な成分元素が混ざり合い、複雑な組成をした珪酸塩鉱物を総称する、5分類13種類からなるグループ名で、1つの鉱物としては最多のカラーバリエーションを持つ石です。

含まれる成分によって、分類されます。

特に、含まれる不純物によって多彩な色合いを見せるのが、エルバイトに分類されるトルマリンです。

【エルバイト(Elbaite)】

・アクロアイト(achroite):無色のもの。ギリシア語のアクロス(akhroos 無色の)を語源とします。

・ルベライト(rubellite):マンガンを含む。赤~濃いピンクカラーのもの。ラテン語のルベルス(rubellus 赤い)を語源とする「赤い石」の意味で、ルビーも同じ語源。淡いピンクのものはピンク・トルマリンと呼ばれます。また、赤から赤紫のトルマリンはシベライ ト(siberite)と呼ばれることがあります。

・インディゴライト(indigolite):鉄を含む。青とも緑とも言える複雑なカラーをもつ。特定されたカラー範囲のトルマリン。

・パライバ(paraiba):銅を含む。非常に彩度の高いネオンブルー・グリーン。

・バーデライト(verdelite):鉄かクロムを含む。緑を主要色とするもの。ラテン系の言葉で「緑の石」と言う意味ですが、ブラジルで多く採れる緑の石が通称、ヴェルジリータと呼ばれていた名前に由来するのではないかと思います。

・クロム/クロモライト(chrome/cromolite):強い緑色をしめすもの。グリーン・トルマリンのグリーンは鉄に起因していますが、こちらは クロムに起因しています。着色成分がバナジウムが主因なので、本来はバナジウム・トルマリンと呼ばれるべきものですが、いまだにクロム・トルマリンと呼ば れています。

・バイカラー(bi-Color):一つの石の中に多色が含まれているもの。同心円状に多色の色を示すものは、輪切りにした西瓜のように見えるため、ウォーターメロン・トルマリン(watermelon)と呼ばれています。

 

【リディコタイト(Liddicoatite)】は、中心から放射線状に三角のカラーゾーニングを示すものをと呼びます。その三角が有名なベンツのマークに見えることから、「メルセデス・スター Mercedes star」という愛称で呼ばれています。

 

【ドラバイト(Dravite)】は、マグネシウムが含むトルマリンで、琥珀色から濃い茶色、黒色をしており、透明なものも見られます。名前の由来 はスロヴェニアで発見されたドラウ河のDobrovaの地名からつけられました。マグネシウムを含み、かつ着色成分がクロム要因のものをクロムドラバイト (Chromdravite)、クロム・トルマリンと呼ばれます。

 

【ショール(Schorl)】は、黒いもの。大量の鉄を含み、和名では鉄電気石と呼ばれます。ショールは、宝石名として使われている場合もありま す。このトルマリンは脆く宝飾用には使えなかったため、ショールというのは”不用な鉱物”という表現の名前で呼ばれるようになったものです。ブラック・ト ルマリンとも呼ばれます。

 

無色、白色、黒色、緑色、青色、水色、ピンク色、赤色、橙色、紫色、黄色、黄金色などがあります。

古代エジプトには、トルマリンの多色性について面白い伝説が残されており、「トルマリンが虹に乗って地球から太陽まで旅をした時に、虹の色が移った」と言われています。

それほどまでに美しく、いろんな色を見せてくれるトルマリンに、人々が魅了されたのは当然のことといえるでしょう。

ひとつの鉱物グループとしては、最多のカラーバリエーションを持ち、その豊富な色彩だけではなく、健康をもたらすといわれるマイナスイオンを特殊な条件化において発生させることで有名な石です。

※トルマリンが健康に及ぼす影響は、科学的に証明されているわけではありません

その特異な性質も、近年のトルマリン人気の理由のひとつといえるでしょう。

そのパワーを表した和名が『電気石』です。

 

古代のシャーマン(呪術師)は、霊性を研ぎ澄ませ、多くのメッセージを受け取るために、好んでこの石を身につけていたといわれています。

また、ネイティブアメリカンは大自然の強力なエネルギーをもたらす石として崇め、大切な儀式の際には『聖なるひらめきを与える石』として用いたと伝えられています。

 

10月の誕生石です。

 

宝石言葉:希望・安楽・潔白・寛大・忍耐・無邪気・友情・心中の歓喜