商品カテゴリー

スピネル

スピネル(和名:尖晶石-せんしょうせき)

 

スピネルの名前の由来は、八面体の結晶の端がとがっているためにラテン語でトゲを意味する「スピナ」または、鮮やかな赤い色合いのために火花を意味するギリシャ語「スピンタリス」のどちらかだと言われています。

和名は尖晶石といいますが、石から見えるその形がまるで矢尻の様に見えることから、ラテン語で「Spinaスピーナ(矢尻)」を意味する「スピネル」という英名がつけられました。

色彩は、赤、ピンク、紫、青、黒、緑など。

産地が極めて限定されており、しかも、産出量はそう多くないので、実際は稀少な石なのです。

 

ルビーと誤解されていたために、スピネルには歴史上の記述がほとんどありません。

しかし、スピネルは魔術師や錬金術師と不思議な関係があります。

スピネルは「黒魔術師」たちが悪魔を呼ぶために使い、また彼らが火から身を守る魔よけとしても使われました。

スピネルが持ち主の不利になるように使われることもあったのを物語る話があります。

紙に包んだスピネルを持って近づいた時に、魔力をもっていると考えられる人が震えだしたら、有罪を宣告されたのです。 

スピネルはジェムストーンの歴史の中では、ユニークなポジションにあります。

1587年には別のジェムストーンだと認識されたにも関わらず、19世紀まではレッドスピネルの深い色合いは、ルビーと間違えられることがありました。

色が似ていることと鉱床が非常に近かったため混同されたのです。

1783年にはじめて、ロメ・ドゥ・リールがルビーとレッドスピネルの違いを科学的に明らかにしました。

レッドスピネルはルビーに似ていることから、偶然にも、バチカン、ロシア、イラン、イギリスの王家の宝石といった世界の名だたる宝石コレクションに多く収蔵されています。

興味深いことに、イギリスの王家に伝わる352カラットの伝説の「ティモールルビー」や170カラットの「黒太子のルビ ー」はいずれもレッドスピネルでした。 

1415年のアジャンクールの戦いでは、イギリス王ヘンリー5世は「黒太子のルビー」をはじめとする宝石で装飾されたかぶとを着けていました。

この戦いでフランス軍指揮官であったアランソン公爵がヘンリー5世の頭に戦斧で激しい一撃を加え、あやうく王は命を落とすところでした。

驚いたことに、スピネルがその一撃を跳ね返し、ヘンリーは命拾いし、イギリス軍を不可能だと思われていた勝利に導いたのです。

 

宝石言葉:超新星、絶対勝利、成功、積極性、情熱、カリスマ性